気温も湿度も高く、寝苦しい夜が続く梅雨から夏にかけての時期。
夜間の最低気温が25℃を越える熱帯夜にはエアコンをつけっぱなしで寝ているという方も多いでしょう。
ただエアコンを多用しすぎると朝起きたときにダルさを感じたり、体調を崩してしまうことも。それに電気代もかかるし、できることならエアコンを極力使うことなく夏の夜を乗り切りたいですよね。
そんなときに頼りになるお助けアイテムがこちら!
ベッドや布団に敷くだけでひんやり快適な冷感敷きパッドです!
冷感敷きパッドといえばニトリの接触冷感Nクールシリーズが有名ですよね。
また楽天市場やAmazonではジェルタイプの冷却マットが人気を集めているようです。
そこで今回はニトリの接触冷感「Nクールダブルスーパー」と楽天で人気の冷却ジェルマット「スピードクーラー」の2商品を実際に購入して比較してみました。
Contents
1. ニトリのNクールダブルスーパーと楽天で人気のスピードクーラーを比較
・より冷たさを感じるのはどっち?
・冷感の持続性は?
・実際に使ってわかったおすすめの使い方
・素材とお手入れ方法
・それぞれのメリットデメリットまとめ
・比較結果まとめ
2. Q-MAXって何?
ニトリのNクールダブルスーパーと楽天で人気のスピードクーラーを比較
より冷たさを感じるのはどっち?
まず結論から言うと、単純に冷たさだけを比較した場合スピードクーラーに軍配が上がります。
スピードクーラーは寝転がった瞬間からひんやりと冷たく、素肌で触れていると寒いと感じることもあるほどです。
ニトリのNクールダブルスーパーもひんやり感はあるのですが、スピードクーラーに比べると少し物足りなさを感じます。
ただニトリのNクールダブルスーパーは冷え過ぎることなくほどよくひんやりという感じなので梅雨~秋頃まで長く使えそうなのが良いですね。
冷感の持続性は?
ニトリのNクールダブルスーパー
ニトリのNクールダブルスーパーは寝返りをうてば冷たさが比較的速く復活するように思います。
適度に寝返りをうっていればひんやり感が持続し、また生地のサラサラとした肌ざわりも心地よく汗をかいても素早く吸収してくれるので長時間の使用でも快適です。
スピードクーラー
一方でスピードクーラーの中のジェルが再結晶化するには30℃以下の環境が必要だそうで、一度熱を吸収してぬるくなるとなかなか冷たさが復活しないのが難点です。
室温が高い状況で使用する場合、冷たさが持続するのは使い始めからせいぜい3~4時間ほどです。
実際に使用していて夜中にトイレで目が覚めたときにぬるくなったマットが逆に寝苦しく感じることが何度かありました。
実際に使ってわかったおすすめの使い方
これはスピードクーラーとニトリのNクールダブルスーパーのどちらにも言えることですが、暑すぎる部屋では効果を十分に発揮できません。
睡眠中にエアコンを使うと朝起きたときに体がだるくなるのが嫌で、熱帯夜にエアコン無しでも快適に眠りたいとの思いで購入しましたが、あまりに部屋が暑いとどちらも正直あまり冷たさを感じることができませんでした。
特にスピードクーラーは室温が高すぎると水溶化したジェルが再結晶化しないため、エアコンを使って適度な室温を保つ必要があります。
エアコンが苦手な方は事前にしっかり部屋の温度を下げておいて寝る直前にエアコンを切るか、数時間だけタイマーでエアコンを使うようにしてみるのもおすすめです。
素材とお手入れ方法
ニトリのNクールダブルスーパーの素材とお手入れ方法
接触冷感生地はサラサラとした肌ざわりです。
ニトリと東洋紡が共同開発したという吸放湿&消臭効果に優れた中わたが使われており、寝汗をかいても素早く吸収して空気中に放出してくれます。
ニトリのNクールシリーズの冷感敷きパッドは洗濯機の使用OKというのも人気のポイントですね。
スピードクーラーの素材とお手入れ方法
スピードクーラーの中身には塩を原料とした特殊な冷却ジェルが使われているそうです。
正直かなりの重さがあるので布団で使う場合など毎日の上げ下ろしが大変だと思います。(家にある体重計を使って重さを測ってみたところ4.5kg近くありました)
洗濯機の使用はNGで水洗いは可能とのことですがこれだけ重いと私の場合サッと水拭きするのが精一杯でした。
ただ折りたためばかなりコンパクトになるのでオフシーズンもかさばらずに収納できるのはありがたいですね。
それぞれのメリットデメリットまとめ
スピードクーラーのメリットデメリット
- 寝転がった瞬間からひんやり
- コンパクトに折りたたんで収納可能
- 重たい(約4.5kg)
- 室温が高いと再結晶化せずぬるいまま
- 寝返りをうつときに中のジェルが動く音が少し気になる
ニトリのNクールダブルスーパーのメリットデメリット
- 肌ざわりがサラサラ
- ひんやり感が持続
- 洗濯機で洗える
- ジェルタイプの冷却マットに比べてひんやり感は少ない
- 室温が高いとあまり効果を感じない
比較結果まとめ
というわけで今回比較してみた結果
- 冷たさ重視ならスピードクーラー
- 手入れのしやすさ重視ならニトリのNクール
- どちらを使うにしても熱帯夜にエアコン無しでは厳しい
ということがわかりました。
両方に良い点悪い点があり、どちらのほうが優れていると言い切るのは難しいです。
また冷感敷きパッドは今回紹介した2商品以外にもたくさんの種類があるのでぜひ楽天市場の人気ランキングやレビューなどもチェックしてみてください。
CHECK !ベッドパッド・敷きパッド人気ランキング[楽天市場]
ちなみに暑がりな私はスピードクーラー+ニトリのNクールのW使いで夏を乗り切りたいと思います(笑)
Q-MAXって何?
冷感敷きパッドの説明や広告でしばしば使われる「Q-MAX」という言葉。
Q-MAXというのは簡単に言えば接触冷感のひんやり感を数値で表したものです。
まず接触冷感の仕組みとして、生地に触れたときに肌から生地へと移動する熱の量が多いほど「冷たい」と感じます。
その熱の移動量を示す値がQ-MAX(W/cm2)で、この数値が高いほど触れた瞬間に感じる冷たさが大きくなります。
一般的にQ-MAX値0.2 W/c㎡以上の生地が接触冷感の目安とされているようです。
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